自然と調和する梅農家、池田拓也の最高品質の梅干し

和歌山県みなべ町に根差す梅農家。

急斜面の山深い梅畑を中心に愛情を込めて育て、梅の木との対話を重ね、最高の梅干しを作り続けています。

梅酢から始まった “本物” との出会い

最初の出会いは梅干しではなく、黄金色に澄んだ梅酢でした。

梅干しの副産物と呼ばれ、脇役にされがちな梅酢。けれど、味噌や醤油が普及する以前、日本の食卓の“調味料”は梅酢だった——その事実を思い出させるほど、香り高く、清らかな酸味。

「良い梅と良い塩でないとこの梅酢は生まれない」。私たちはそこで確信しました。

池田さんの梅畑はみなべ町にあります。メインの梅畑は龍神にほど近い急斜面で、池田さんは一本一本の木と向き合い、風や土の呼吸を聞くように梅を育てています。畑に立つと、草花が根を張り、虫が舞い、土が呼吸している。時間が止まったように、ただこの景色の中に身を置いていたくなる——そんな畑でした。(梅の木々の中で育つ草花は除草せずに自然そのもの)池田さんの人柄の穏やかさと、梅づくりへの真剣さが、そのまま畑の空気になっているそう感じました。

「こんな梅酢を作る人の梅干しは、きっと、飛び抜けておいしい」。そう思って再訪した時、テントの中で丁寧に拡げられた梅をひと粒。

——わぁ、すっぱい。しょっぱい。

けれど数秒後、口いっぱいに広がるのは梅のフルーティーな余韻。鋭さがするりとほどけ、さっぱりと果実の香りだけが長く残る。この反転の心地よさに、私たちは驚き、そしてこの梅干しに惚れ込んでしまいました。

どうやって、この味にたどり着くのか

池田さんは少し照れながら、まっすぐに教えてくれました。

「うちは昔ながらの漬け方です。この樽に、きれいに洗った梅と塩を重ねていく。全体が均一に漬かるよう“量と順番”を絶妙に調整して、あとは混ぜない。途中でかき混ぜないのは、最初のバランスを壊さないため」。

使うのは、池田さんが自然と共に梅の木と会話するように、丁寧に育てた紀州南高梅と、オーストラリア・シャークベイ(世界遺産)の塩田で熟成された天日塩。最高の素材と配合、そして“触りすぎない”勇気。梅を知り尽くした職人としての池田さんの判断が、梅と塩と時間を、澄んだ梅酢と“めっちゃしょっぱく、めっちゃすっぱいのに、果実の余韻が残る”梅干しへ導きたどり着いた味わいだった。

このなんの変哲もないはずの「白干し梅干し」が、こんなにもおいしいなんて。

私たちは思いました——この味を、もっと多くの人に届けたい。梅農家が全国で減っていくなかで、現場で汗を流す作り手を応援したい。そこで池田さんにお願いをして、「おいけ」での販売を決めました。食品製造・販売の経験がないところから、容器や装いをゼロから吟味。畑の静けさと手仕事の緊張感、その余韻まで伝わるかたちを目指して、おいけのメンバーで商品づくりを重ねました。

そしてようやく胸を張ってご紹介できます。

和歌山県みなべ町・南高梅発祥の地で育った「紀州南高梅」。オーストラリア・シャークベイの熟成天日塩。樽で静かに重ね、かき混ぜずに待つ“昔ながら”の仕込み。

ひと粒で、酸と塩のキレ、その先に続く果実の香り。食卓の白いご飯、握りたてのおむすび、湯気立つお茶請けに——毎日の“定番”に戻したくなる梅干しです。

「むかしながらの白干梅干し」

・原料:紀州南高梅(和歌山県)、熟成天日塩(オーストラリア)

・味わい:力強い塩と酸、長く続くフルーティーな余韻

・相性:白飯・おむすび・焼き魚や和えもののアクセントに

はじまりは一杯の梅酢でした。

梅、塩、そして熟成し、天日で干し、また梅酢で漬ける。そのシンプルさの先に、きっとあなたの“日常のごちそう”に出会えます。数量に限りがございます。どうぞ、お早めに。

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